第9回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

ご挨拶

 第9回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会を浜松医科大学の担当で開催させて頂きますことを、大変光栄に存じます。そして本学会理事長をはじめ役員、会員の皆様に心より感謝申し上げます。日程は平成26年6月6日(金曜日)・7日(土曜日)で、会場はアクトシティ浜松コングレスセンターです。会場はJR浜松駅に隣接しており、雨天でも傘なく徒歩5分で到達します。懇親会場は隣のオークラアクトシティホテル浜松を予定しています。静岡県は通過する県としてご認識されている方も多いと思いますが、降りてみるとなかなか良いところもあります。東は熱海から西は浜松まで、とにかく横に長い県です。東は完全な東京圏ですし、西は中京圏に属します。北には富士山が、南には伊豆半島があります。また静岡市と浜松市が同じような規模の政令市があり、行政上競い合っています。東京と大阪から同時に新幹線を走らせると、丁度浜名湖の上ですれ違います。東からも西からも大勢の先生方がいらして頂けることを願っております。
 さて今回の学会では、浜松医科大学小児科教授の緒方 勤先生に副会長になっていただき、小児科と耳鼻科とで会を運営してまいります。緒方先生には「臨床遺伝学」のお話をわかりやすく講演して頂きます。特別講演には本学児童精神科特任教授の杉山登志男先生に「発達障害から発達凸凹へ」のタイトルで講演を予定しています。それぞれの分野の権威であり、大勢の先生方に聞いて頂きたく存じます。またシンポジウムを2つ計画しています。一つは「胃酸逆流症」です。成人では認知されていますが、小児ではどのような病態があるのか、その対策などを話し合っていただきます。もう一つは昨今アレルギー疾患の研究が飛躍し考え方がかわったものもあります。そこでこのシンポジウムでは「小児アレルギー性疾患のup-to-date」の題名で小児アレルギー疾患の最近の話題について討論していただきます。海外招聘講演は韓国の慶北大学教授のLee先生に「韓国の人工内耳の現状」について講演を予定しています。さらに臨床セミナーを2題予定しています。モーニングセミナーは静岡県立総合病院副院長の高木 明先生に「静岡県乳幼児聴覚支援センターの活動についてと静岡県の難聴児の療育について」であります。静岡県ではこの4月から難聴の小児に「難聴手帳」を持たせ、どの医療機関に行っても過去のデータがわかるようになりました。また中等度難聴児へのFM補聴器の貸し出しをしています。さらに静岡市では1歳半の乳幼児健診に耳鼻科医が立ち会い、聴覚の健診を行っています。親をはじめ他科の医師・保健師さらには行政の方にも大変好評で、他の市町村にも広がるように検討している最中です。
 浜松は「テレビの父」と呼ばれる高柳健次郎氏の生誕地であり、1926年に世界で初めて「イ」という文字を電送・受像したのも浜松高等工業(現静岡大学工学部)の研究室のブラウン管でした。豊田佐吉(トヨタ創業者)、本田宗一郎(ホンダ創業者)、山葉寅楠(ヤマハ創業者)などの企業人を輩出し、これらの世界的企業の出発地が浜松でした。その後も鈴木自動車、浜松ホトニクス、河合楽器、ローランドなど多くの企業が出ており、新しいことに挑戦する者をサポートする気風の残っている町です。浜松市は歴史的なモニュメントは乏しいですが、少し足を伸ばして頂けたら浜名湖の散策も可能です。お時間の許す方は是非お楽しみ頂きたく存じます。大勢の先生方のご参加を心よりお待ちしています。

第9回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
会長 峯田 周幸(浜松医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座)

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